いまさら聞けないシリーズ
何故、SIGVARISコットンが日本で売れるのか?
SIGVARISはスイスを本社とする医療用ストッキングの世界的リーディングカンパニーです。世界の70か国以上で販売され、年間販売足数が約1000万足、工場も世界各地に5か所存在します。
そんな中、本国のスイスやドイツで一番販売量が多いのは、コンフォートだそうです。日本では採用していない豊富な色展開や、しっかりとした圧迫、生地はなめらかで高級感も感じられる製品です。
一方お隣の韓国では、圧倒的にトップ・ファイン・セレクトが売れています。これは韓国の保険事情にマッチした製品という理由のようです。
マジックは、透明感のあるエレガントさを追及している製品で、数年に一度カラーも新しく追加されたりして、特定のコアなファンも多く存在します。
国民性や嗜好によって、選ばれる製品は世界中で様々といえます。
日本では、コットンが最も選ばれる製品となっています。日本人が「コットン大好きの国民性」であることや、日本独自の湿度が高い気候から考え納得のいく結果です。ただ、他社にも様々なコットンストッキングがある中、シグバリスのコットンは今でも絶大なご支持をいただいている製品との自負がございます。
実はシグバリスの製品のなかでは、誰でも履きやすいハイライトよりも、お値段がリーズナブルなトップ・ファイン・セレクトよりも、シグバリスコットンを選ぶ方が断然多くいらっしゃるのです。
日本の気候といえば、じめじめ感が強く、湿度が高い気候が特徴の島国です。梅雨開始前の6月から、夏の暑さが一段落する10月ころまでの約5か月間は特に湿度が高く感じる時期で、この間は締め付けが強い医療用弾性ストッキングは特に履きたくない時期といえます。コットンをうたった製品が各社からたくさんご紹介されるようになったのも、頷けるところです。
そのような競争の激しい分野においてもシグバリスコットンが選択され続けている背景には、他社の製品にはない特徴がシグバリスコットンには備わっているからです。シグバリスコットンは単に「綿混」というのではありません。汗をかくお肌には天然繊維の綿が100%あたるように編まれています。それでもなお綿の配合比率を全体の14%にとどめることにより、乾きやすい特性を持たせているのです。綿は非常に吸水性が高い繊維ですが、その一方で乾きにくいという難点もあります。乾きにくいと余計に湿度を感じたり、不衛生になりますので、その点を考慮して、肌にあたる部分だけ綿にして、全体の配合率を下げ、乾きやすさも最大限考え作られた製品がシグバリスコットンです。しかも高級綿で有名なスイスコットンを使用していることで、肌触りも更によくなっており、長くご使用いただいている方から「これだけしっかりとした圧迫がかかる製品で、快適な製品はないねー。」とのご評価をいただいています。サイズも36種類をそろえており、ぴったりのサイズを選ぶことができます。もちろん、夏場だけでなく、温度を適度に保つ綿の特性から、冬場でも履き続けていただきたい製品です。
「シグバリスコットン最高!」とご評価いただくのは、しっかりとした根拠があるのです。
- 2021.02.16
- 11:28
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